腸活食材「アスパラガス」の「オリゴ糖」で美肌腸活レシピ《腸の辞典》

新年度が始まり少し経ち。

新緑が濃くなり花は鮮やかさを増すけれど、実は緊張やストレスも多くなる時です。

少しのタイミングのズレで、お通じにも影響がでてきます。

腸内環境を整えることにより睡眠時間や環境の変化に対応し、ココロもカラダも少しずつ前向きにしていくことができます。

今回お伝えするのは「アスパラガス」。

美肌、ダイエットにも効果的な「オリゴ糖」「アスパラギン酸」で腸活!

毎日の生活に摂り入れるコツをお伝えしていきます。

1.腸まで届く!「オリゴ糖』」で腸活、ダイエットも!

アスパラガスに含まれる「オリゴ糖」は難消化性です。

熱や酸に強いため唾液や胃液などの消化酵素ではほとんど分解されず、消化・吸収されないまま大腸に届きます。

そのため、大腸の善玉菌、主にビフィズス菌のエサとなって腸内環境を整えていきます。

また糖質として吸収されにくいため血糖値の上昇をほとんど気にせず済むのでダイエット向きです。

2.善玉菌ビフィズス菌が大好きな『オリゴ糖』

オリゴ糖は善玉菌のビフィズス菌が大好きなエサです。

ビフィズス菌は腸内を弱酸性にさせ、腸内の悪玉菌の増殖を減らします。

また腸のぜん動運動が活発になるので、お通じの改善、便秘だけでなく軟便にも効果があります。

母乳に含まれるヒト母乳オリゴ糖は、胎児の腸内のビフィズス菌を増殖させ、免疫機能を補助していることがわかっています。

3.アスパラガスで腸活 保存方法〜乾燥に気をつけて〜

アスパラガスは野菜室ではなく冷蔵庫で保存します。

穂先が曲がらないように気をつけて立てた状態にし、乾燥すると食感が固くなるため、根本は少し切り落としキッチンタオルを湿らせて包み、ビニール袋に入れます。

ペットボトルに入れて立てると手軽でおすすめです。

4.「アススパラギン酸」で美肌、疲労回復!

アスパラに含まれるアスパラギン酸には様々な美容効果があります。

代表的な3つの効果をお伝えします。

美肌効果―アスパラギン酸には肌の新陳代謝をあげ、水分を維持し保湿をする成分が含まれています。

疲労回復―疲労物質乳酸の分解を促してエネルギーに変え、疲労回復する効果があります。

有害物質の体外排出―有害なアンモニアを体外に排出する効果があります。

アスパラの栄養をうまく取り入れると、美肌も目指すことができます。

5.ダイエットにも!腸活初夏レシピ「アスパラガス+長芋+オクラ+にんにくの炒め」

全て腸活食材で作っています♪ささっと作れる腸活レシピです。

アスパラガスの下処理
*アスパラガスの根元を1cm位切り落とし、根元から3cm程度の部分をピーラーで薄く皮を剥いておく。

◇材料(2人分)

アスパラガス(斜め切り)...4本
長芋(いちょう切り)...120g
オクラ(斜め切り)...4本
にんにく(みじん切り)...1かけ
しょうゆ麹...大さじ2分の1
こしょう...少々

◇作り方

①フライパンにオリーブオイルを入れ弱火で熱し、にんにくを入れ香りがでるまで炒める。
②①にアスパラガス、長芋、オクラを入れ中微で炒める
③②に火が通ったらしょうゆ麹を入れさっと炒める。
④器に盛り、黒こしょうをふる。

アスパラガスのカンタンレシピ、ぜひお試しくださいませ。

食べる量には注意し、1日2〜3本までにしましょう。

摂りすぎると逆にお腹がゆるくなる可能性があります。

アスパラガスで美肌腸活実践してみてくださいね。

参考文献 (2020年4月12日参照)

1、厚生労働省「e-ヘルスネット|オリゴ糖」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-003.html

2、厚生労働省「e-ヘルスネット|腸内細菌と健康」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html

3、東京大学大学院農学生命化学研究科プレスリリース
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2013/20130507-3.html

4消費者庁「難消化性糖質及び食物繊維のエネルギー換算係数の見直し等に関する調査・検証事業報告書」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/information/research/2019/pdf/food_labeling_cms206_200424_02-2.pdf

5、資生堂、D-アミノ酸に美肌効果を発見 九州大学と共同開発した「高感度D,L‐アミノ酸の同時一斉分析法」を基盤
https://corp.shiseido.com/jp/newsimg/archive/00000000001184/1184_b4z16_jp.pdf